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鉄骨構造部会 お知らせ

【鉄骨構造部会・構造力学部会】第2回研究会報告

更新日時:2025.03.17 18:00


2024年度 第2回研究会・第73回構造力学コロキウム
合同企画
『大阪・関西万博パビリオンの構造設計』
実施報告 

 

   2024年度第2回研究会・第73回構造力学コロキウムを2025年3月17日(月)13:15〜17:25に,大阪科学技術センターにて実施しました。対面とオンラインとの併用で実施し,対面で62名のご参加と,オンラインで180アカウントのログインがありました。

   ご演題とご講演者(敬称略)は以下のとおりです。

1. 「期限付き建築物〜使用条件と設計の考え方」

辻 聖晃(大阪電気通信大学)

2. 「パビリオンの構造審査」

野村周平(日本建築総合試験所)

3. 「ウーマンズパビリオンの構造設計 〜サーキュラーエコノミー建築の実現〜」

徳渕正毅(Arup)

4. 「大阪ヘルスケアパビリオンNest for Reborn の構造設計 」

中山 創(東畑建築事務所)

5. 「パナソニックグループパビリオン「ノモの国」の構造設計 〜ファサードの構造デザイン〜」

山口温弘(大林組),細見亮太(構造計画研究所)

6. 「ガスパビリオンの構造設計 ~山留材等を用いた仮設建築物~」       

大田周平(奥村組)

 

   6名のご講演者より,万博パビリオンを設計するために必要な理論的な考え方や設計基準,審査方法をご解説の上,多彩なパビリオンそれぞれの構造設計の特徴や,そのために培った設計技術をご解説いただき,その魅力に触れることができました。また,活発な質疑応答を通じて,パビリオンという個性豊かな建築の構造設計という,触れる機会が少ないテーマについて意見交換することができました。今回は,万博開催を直前に控え,鉄骨構造部会と構造力学部会の共催での企画としたことで,通常の企画よりも多数の方に参加いただき,万博への機運が高まっていることを感じました。

  お忙しい中,ご講演をお引き受けいただいたご講演者の方々,ならびにご参加いただいたみなさまに深く感謝申し上げます。

近畿支部鉄骨構造部会 主査 向出静司

近畿支部構造力学部会 主査 吉富信太