更新日時:2024.09.13 12:00
2024年度 第1回研究会
『先端技術が鋼構造建築にもたらす変化』
実施報告
2024年度第1回研究会を2024年9月12日(木)13:30〜17:20に,大阪科学技術センターにて実施しました。今回も対面とオンラインとの併用で実施し,対面で28名のご参加と,オンラインで54アカウントのログインがありました。
ご演題とご講演者(敬称略)は以下のとおりです。
1.「AI×構造モニタリングによる建物群被害推定の新たな視座」
金子 健作(大阪公立大学)
2.「日本版BIMの問題点」
飯島 憲一(大阪電気通信大学)
3.「構造設計者を強力にサポートする、構造設計プロセスに応じた3つの構造設計AI」
九嶋 壮一郎(竹中工務店)
4.「建築鉄骨におけるBIM推進への取り組み ~ 設計+ゼンコンとの連携 ~ 」
播磨 裕敏(日本ファブテック)
5.「梁自動組立ロボットRBCによる省力化」
藤﨑 隆英(クラネンドンク)
5名のご講演者より,建築の研究・設計・施工の各段階におけるAI,デジタルツイン,BIM,CAD/CAMシステム,溶接ロボットなどをキーワードに,先端技術の開発状況,適用事例,社会の対応などをご解説いただき,現時点の最先端技術を垣間見ることができました。また,将来のさらなる技術の進展に期待を寄せつつ,どのように鋼構造建築が変化しうるのか意見交換することができました。特に,そのような新しい時代を切り拓いていくべき若手技術者や学生のみなさんには,強く印象に残る研究会になったと感想をいただいています。
お忙しい中,ご講演をお引き受けいただいたご講演者の方々,ならびにご参加いただいたみなさまに深く感謝申し上げます。
近畿支部鉄骨構造部会 主査 向出静司