更新日時:2022.12.24 00:00
2022年度 第2回研究会
『鋼とコンクリートの取り合い部の終局挙動に関する最新の知見』
実施報告
標記の研究会を2022年12月23日(金)13:15〜17:00に実施しました。今回は3年ぶりの対面での研究会で,オンラインとの併用で実施しました。
ご演題とご講演者(敬称略)は以下のとおりです。
1.「建築用形状記憶合金構造材の開発と鉄骨造露出柱脚への適用性検討」
荒木 慶一(名古屋大学)
2.「H形鋼柱に用いる埋込み部降伏型柱脚の開発」
稲益 博行(モントリオール理工科大学)
3.「杭頭に埋め込まれた鉄骨柱から場所打ちコンクリート杭への軸力伝達」
池内 邦江(株式会社竹中工務店)
4.「制振鋼構造における合成梁と接合部の挙動」
松田 頼征(工学院大学)
5.「バーリングシアコネクタの特性とその活用技術」
田中 照久(福岡大学)
6.「柱RC梁S接合構法の紹介」
三井 達雄(株式会社大林組)
年末のご多用中にも関わらず,対面で14名のご参加と,オンラインで60アカウントのログインがありました。柱脚や杭頭,合成梁や柱梁接合部における終局挙動の捉え方,設計での考え方,今後の研究・開発の展望など,幅広い内容の活発な意見交換が行われ,鋼とコンクリートの取り合い部における構造性能の向上に資する有意義な研究会を催すことができました。お忙しい中,ご講演をお引き受けいただいた6名の先生方,ならびにご参加いただいたみなさまに深く感謝申し上げます。
近畿支部鉄骨構造部会 主査 聲高 裕治