更新日時:2022.03.03 00:00
2021年度 第2回研究会
『ブレース接合部設計の要点』
実施報告
標題の研究会を2022年3月2日(火)14:00〜17:15,オンライン(Zoom)で実施しました。
ご演題とご講演者(敬称略)は以下のとおりです。
1.「ブレース構造の設計に関する現状分析と疑問」
岡崎 太一郎 (北海道大学)
2.「ブレースの保有性能と必要性能」
向出 静司 (大阪工業大学)
3.「実務者からみたブレースの設計」
石原 清孝 (竹中工務店)
4.「座屈するブレースの接合部は固めるべきか?」
中野 達也 (宇都宮大学)
5.「座屈拘束ブレース接合部の設計の要点」
聲高 裕治 (京都大学)
6.「ブレース引張力のみで完全弾塑性履歴を得るには」
山西 央朗 (広島工業大学)
今回は初めての試みとして,北海道支部構造専門委員会,関東支部鋼構造WG,東海支部構造委員会,中国支部構造委員会との共催で執り行いました。オンライン開催であったため日本各地からご参加いただき,最大で204アカウントのログインがありました。各支部の関係者のみなさまには多大なるご助力を賜りました。ここに厚くお礼を申し上げる次第です。
上記のご講演のあと,ご視聴者も交えた活発な討論が行われました。本研究会を通じて,ブレース接合部の設計に関する最新の研究成果や設計での留意点を共有することができたと思います。本研究会の情報発信が,ブレースの地震被害の軽減やブレース構造の耐震性能の向上に少しでも繋がることを期待いたします。お忙しい中ご参加いただいたみなさまに深く感謝申し上げます。
鉄骨構造部会 主査 聲高 裕治