開催日時:2024.01.19 13:30
2023年度 第2回研究会
「非構造部材・二次部材の耐震性能」のご案内
平素は日本建築学会近畿支部 鉄骨構造部会の活動にご参加・ご助力賜り,誠にありがとうございます。2023年度の第2回研究会は,『非構造部材・二次部材の耐震性能』という題目で開催いたします。
地震時の非構造部材・二次部材の損傷や被害は,人々の負傷や落命に結びつくことはもちろんのこと,地震後の事業継続性やライフサイクルコストの観点からも重要視されつつあります。非構造部材・二次部材は,天井・外壁・間仕切り壁・設備機器等の取付け部材など非常に多岐にわたり,その挙動はひとまとめには説明できません。それぞれの部材について,地震時の挙動や設計での留意点を把握し,非構造部材・二次部材の耐震性能を考慮しながら建築物全体に及ぶ検討をすすめるに当たって,多くの知識が求められるようになりつつあります。
本研究会では,建築物全体の耐震性能の評価に非構造部材の損傷を考慮する手法,個別の非構造部材の地震時挙動や耐震性能に関する研究成果,非構造部材の損傷のモニタリング手法や非構造部材を利用した制振装置の提案などの非常に多岐にわたる情報を,6名の講師の方々にご提供いただくこととしました。ご参加いただいたみなさまに,非構造部材・二次部材の耐震性能に関する最新の知見に触れていただき,活発な議論を通じて当該分野に対する理解を深めていただくことに貢献できればと考えております。
なお,本研究会は対面形式を主体とし,オンラインを併用しながら実施いたします。部会員外の方や近畿支部に所属されていない方を含めて無料でご参加いただけますので,部会員のみなさまにはお近くの方をお誘いいただき,奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
加えて,今回は4年ぶりに懇親会も企画いたしました。講師の方々にもご参加いただく予定ですので,研究会にはご都合がつかない方も含めて多くのみなさまに懇親会にご参加いただき,研究会に引き続き活発な意見交換を行っていただければ幸いです。
日本建築学会 近畿支部鉄骨構造部会
主査 聲高 裕治
記
【研究会】
日 時:2024年 1月 19日(金) 13時30分〜17時05分
場 所:ハイブリッド(対面+オンライン)
対面の会場:大阪科学技術センター 4階 404号室
〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4
最寄り駅:Osaka Metro御堂筋線「本町」駅,
Osaka Metro四つ橋線「肥後橋」駅
会場URL:http://www.ostec.or.jp/ostec-room/html/kaku/404.html
オンライン:Zoom Meeting
参加に必要なIDおよびパスワード等の情報は,
研究会の1週間くらい前にメールにてお知らせする予定です。
参加費:無料
【懇親会】
日 時:2024年 1月 19日(金) 17時15分〜19時30分
場 所:大阪科学技術センター 7階 レストラン
参加費:5,000円(予定)
※ 参加をご希望の方は,下記URLにアクセスし,ご氏名・メールアドレス等を登録ください。
参加登録URL https://forms.gle/wzJFi6pSpR4msEAcA
※ 研究会・懇親会に関するお問合せは,松宮 智央 (matsumiyaarch.kindai.ac.jp)までお願いします。
以上
【プログラム】
0. 主旨解説 聲高 裕治 (京都大学) |
13:30~13:35 |
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1.二次部材損傷を含む建築耐震性評価と研究動向 長江 拓也 (名古屋大学) |
13:35~14:10 |
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2.地震時における天井落下被害と天井耐震化に向けて 元結 正次郎(東京工業大学) |
14:10~14:45 |
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3.病院施設の振動台実験における非構造部材と機器の挙動 倉田 真宏 (京都大学) |
14:45~15:20 |
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******************** 休 憩 ******************** | 15:20~15:30 | |
4.非構造部材におけるボルト接合部の地震時挙動 黒澤 未來 (東京工業大学) |
15:30~16:05 |
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5.非構造部材を対象とした画像計測に基づく損傷検知の現状と課題 -実大鋼構造架構の振動台実験への適用- 藤田 皓平 (京都大学) |
16:05~16:40 |
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6.環境装置をマスダンパーの錘とした制振建物 浅岡 泰彦 (大林組) |
16:40~17:05 |