更新日時:2024.10.19 12:42
以下の研究会は終了しました。
テーマ:「隠遁思想から再考する日本のミニマルな住まいの歴史」
日時:2024年 10月 19日 ( 土 ) 13:00~ 17:00
開催方法:対面とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催
対面、オンラインどちらでご参加の場合も、下記入力フォームより事前にメールアドレス、お名前、ご所属をご入力下さい。オンラインでご参加の方には後日ウェブ会議のURL等をお送りいたします。
対面会場:奈良カレッジズ交流テラス ( 奈良女子大学キャンパスの北東)(奈良県奈良市北魚屋東町)
主旨:現代の日本には、 無印良品やユニクロなど、 ミニマルデザインが息づいている。 その美意識の源流は、 室町時代の茶室だと思うかもしれないが、 それより以前、 平安時代には、 中国の白楽天のような隠遁者への憧れがあり、 人々の中に隠遁思想が根付いていた。 都会の喧騒から逃れて、 山里で安らかに暮らそうというのである。 その隠遁者の暮らしは、 現代のミニマリストと同じく、 最小限の持ち物や建築であった。 建築それ自体はひなびた造りでも、 その中で行われる花鳥風月にあふれた生活や、 外に見える美しい自然の享受を、 真に豊かな生活だと考えていた。 そのような思想はその後の日本の住宅建築や庭園や障壁画に強く刻み込まれたのではなかろうか。 建築史と美術史の横断的視点から隠遁思想やミニマルな美意識の歴史にせまる。
発表1:坂井禎介 (奈良女子大、 建築史)
「日本住宅史に流れる隠遁の思想と美意識」
発表2:筒井 忠仁 ( 京都大学、 美術史 )
「絵画から読み解く住まいの思想と美意識」
講評:桐浴邦夫 (京都建築専門学校、 建築史)
主催:日本建築学会近畿支部 民家部会
参加費:無料
お問い合わせ:坂井禎介(奈良女子大)