更新日時:2024.03.17 00:00
テーマ:小屋のブリコラージュ -自分でつくる・有物でつくる-
日 時:2024年3月17日(日)13:00~17:00
形 式:対面+オンライン(Zoom)の ハイブリッド開催(参加無料)
対面会場:京都府立大学 稲森記念会館(京都市左京区下鴨半木町1−5)
参加をご希望の方は下記の入力フォームより事前にメールアドレス、お名前、ご所属をご登録ください。
開催1〜2週間前を目処に、対面会場やオンライン参加URLなど詳細をご案内いたします。
主 旨:戦後、住宅は産業化・商品化され、住まい手・住まい・地域の関わりは弱くなりました。親しみやすい規模やつくりをもち、地域や暮らしに関わって建てられてきた小屋の事例研究から学び、身近な有物を用いて自分でつくることの未来を考えます。
発表1:中村 航(足利大学)「土積み壁のある小屋」
日本には土を積んで造った土塀のような壁のある小屋があり、近くで採れる材料が用いられ、施工には多くの住人が関わっています。撫でたり叩いた跡のある土壁に加え、あり合わせの材料が歪んだり、曲がったままでも許される、そんな不思議な小屋を紹介します。
発表2:釜床 美也子(香川大学)「地域の材料を用いた住民による伝統的な建築生産の現在 茅葺きを例として」
住民自ら材料を調達し施工するという民家の建築生産は、現在も小規模な小屋のような建物に実践を見出すことができます。石(石屋根)と草(茅葺き)の屋根の研究を通して見えてきた、現代社会におけるその実践の意味について考えます。
講 評:石榑 督和(関西学院大学)
戦後、人々が即興的につくりあげた闇市に関する都市史研究の視点から、発表に対する講評を行います。
主催:日本建築学会近畿支部 民家部会
お問合せ:奥矢 恵(京都府立大学)okuya★kpu.ac.jp(★を@に置き換えてください)