インフォメーション

トップページ > インフォメーション
インフォメーション

近代建築見学会およびシンポジウムー増田友也設計「衣笠山の家」★受付終了

更新日時:2024.10.14 13:30


★定員に達しましたので受付を終了しました。
多数のお申込みをいただき有難うございました。

今年度は、「衣笠山の家」(小林邸/増田友也設計/1964年竣工)の見学会を開催し、合わせて近代建築遺産の保存活用や継承のあり方を考えるシンポジウムを開催する。

「衣笠山の家」は、戦後に京都大学教授を務め、建築設計と建築論の分野を主導した増田友也の設計により、小林邸として建設されたものである。増田については、2021年に初の回顧展が開催され、2023年には『増田友也の建築世界』(英明企画編集)が発刊されるなど、近年、建築家や研究者としての位置づけの作業が行われてきた。そんな中で「衣笠山の家」は、増田の数少ない現存する住宅作品であり、増田の空間や和風の捉え方が理解できる作品として高く評価されている。

一方「衣笠山の家」は、増田の名作として永く残していくという新たな課題にも直面している。近年、住み手が世代交代したことを機に、住みながら一般公開を行うなど、学術の世界だけでなく広く社会にその存在を知らせ、保存活用するための活動も始まっているが、今後の課題も多い。

今回は、「衣笠山の家」を対象物件として保存活用について助言を続けている一般社団法人リビングヘリテージデザイン(旧住宅遺産トラスト関西)のメンバーとともに、「衣笠山の家」を含む近代建築遺産の保存活用や継承について、その成果と課題を考えるシンポジウムも開催する。


日 時:2024年10月14日(月・祝)
◎見学会:13:30~14:50 ◎シンポジウム:15:00~17:00

会 場:「衣笠山の家」
(京都市北区衣笠衣笠山町7/京都市バス立命館大学前より徒歩2分)

見学会:【
案内・解説】玉田浩之(「衣笠山の家」管理者/当支部近代建築部会幹事/滋賀県立大学准教授)、笠原一人(建築史家/当支部近代建築部会主査/京都工芸繊維大学准教授)
シンポジウム:【 講師】末村巧(みんなの不動産代表/一般社団法人リビングヘリテージデザイン代表理事)、高岡伸一(建築家/近畿大学教授/一般社団法人リビングヘリテージデザイン理事)、玉田浩之/司会:笠原一人

プログラム:
13:30-13:40 集合・あいさつ
13:40-14:50 「衣笠山の家」見学(解説:玉田浩之+笠原一人)
14:50-15:00 設営
15:00-15:10 シンポジウム趣旨説明:笠原一人
15:10-15:30 講演 玉田浩之:「衣笠山の家」のこれまでとこれから(仮題)
15:30-15:50 講演 末村巧:不動産物件としての建築遺産(仮題)
16:10-15:30 講演 高岡伸一:建築遺産の活用・改修の可能性(仮題)
15:30-15:40 休憩
15:40-17:00 座談会 玉田浩之+末村巧+高岡伸一+笠原一人(司会)

定 員:30名(申込先着順)
参加費:無料
集合場所:別途メールにてご案内いたします
申込方法:
専用の申込フォームよりお申込みください

申込み・問合せ:日本建築学会近畿支部事務局 TEL:06-6443-0538 FAX:06-6443-3144 E-mail:aij-kinki@kfd.biglobe.ne.jp
主 催:日本建築学会近畿支部近代建築部会
後 援:
一般社団法人リビングヘリテージデザイン