建築史部会|お知らせ

【建築史部会】第4回卒業論文・修士論文報告会 報告

表記の研究会を2025年7月27日(日)13:00〜17:00に開催いたしました。報告の題名と報告者は以下の通りです。

報告1 横山 舜(奈良文化財研究所) 

「寛永期仁和寺金堂再興における建築平面の計画過程とその実現」

報告2 橋本唯(京都府立大学文学部歴史学科卒業生)

「兵庫県多可町におけるオトウと建物の使い方について」

報告3 舟木健太郎(神戸大学大学院工学研究科建築学専攻博士前期課程修了生)

「網戸の研究 ―近代日本の網戸普及前史―」

報告4 宮脇一乃(京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科建築学専攻博士前期課程1回生) 

「中世港湾都市尼崎と材木流通」

報告5 牧田 衣織(奈良女子大学大学院人間文化総合科学研究科住環境学専攻博士前期課程1回生) 

「伊東忠太の動物・妖怪装飾とその思想に関する研究」

当日は、大学生・大学院生の方々をはじめ49名の参加者があり、各報告について活発な議論が行われました。近年、建築史を志望する学生の減少が問題となっておりますが、報告会通じて建築史研究に興味を持つ学生・院生が増え、また大学間の交流が生まれることにより、建築史研究が活性化することを期待しております。これから卒業論文および修士論文の執筆を控えた学生は直接的、間接的に有益な知見を得ることができたと思います。お忙しいなか参加いただいた方々には深く感謝いたします。
近畿支部建築支部会 主査 前川歩