鉄骨構造部会|お知らせ
【鉄骨構造部会】第1回研究会報告
2025年度 第1回研究会
『一期一会 ~ユニーク鉄骨設計事例集~』
実施報告
2025年度第1回研究会を2025年9月29日(月)13:30〜16:55に,大阪科学技術センターにて実施しました。今回も対面とオンラインとの併用で実施し,対面で31名のご参加と,オンラインで52アカウントのログインがありました。
ご演題とご講演者(敬称略)は以下のとおりです。
1. 「無秩序な特殊形態を有する建築物ジブリパーク 魔女の谷 ハウルの城」
小林 晃子(日本設計)
2. 「大阪公立大学森之宮学舎− “知の森”を支える樹形柱とメガトラス −」
赤堀 巧(竹中工務店)
3. 「同志社大学 今出川致遠館 瓦屋根を細柱で支持する鉄骨架構の設計」
松村 健(東畑建築事務所)
4. 「大空間から耐震改修まで。多様な鉄骨造のデザイン」
岡山 俊介(金箱構造設計事務所)
5. 「森に溶け込む雲のようなキャノピー ~2025年日本国際博覧会 シグネチャーパビリオンBetter Co-Being~」
中嶋 拓(大林組)
6. 「春華堂SWEETSBANK巨大な椅子とテーブルを実現させる構造デザイン」
堀本 明伸(日建設計)
7. 「麻布台ヒルズ ガーデンプラザA・B・D 注目は低層部!~うねうね形状どう作る?」
岸野 泰典(山下設計)
7名のご講演者より,様々な「ユニークさ」を持った建築物の構造設計についてご講演いただきました。施主や意匠設計者の強いこだわりから生まれた特別な意匠を実現するため,構造設計者がどのような創意工夫を凝らしたのか,設計条件とともに解説いただきました。それぞれの建物ごとにアプローチは全く異なるもので,今回ご紹介いただいたような特殊な建築構造では,とりわけ構造設計者の力が試される(発揮される)ことが理解できました。また,質疑を通じて,その理解を深めることができました。
お忙しい中,ご講演をお引き受けいただいたご講演者の方々,ならびにご参加いただいたみなさまに深く感謝申し上げます。
近畿支部鉄骨構造部会 主査 向出静司