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2017年度 鉄骨構造部会第2回研究会報告

更新日時:2017.12.29 18:33


日本建築学会近畿支部鉄骨構造部会

2017年度 第2回研究会報告

テーマ:『これからの鉄骨の接合』

 

2017年度 第2回研究会は,鋼構造建築物において設計者が意図する構造性能を発揮するために極めて重要な要素である「接合部」の設計ならびに施工に着目し、『これからの鉄骨の接合』という題目で実施致しました。

現在わが国における鋼構造の接合方法としては,高力ボルト摩擦接合と溶接接合が大半を占め,力学的性能に加えて施工性や経済性を考慮して使い分けがなされています。

今後起こり得る溶接技能者の減少,それに伴い予想される人件費の高騰,さらにはものづくり現場の国際化に伴う品質確保の課題などは,この選択に大きな影響を与えます。東京オリンピックの開催が建設業界に活況をもたらしているこの時期に,建設業界が乗り越えるべき問題の一つとして「これからの鉄骨の接合」について改めて考える場として企画したものです。

はじめに、実務設計・施工の立場から椿英顯様(株式会社竹中工務店)、橋田知幸様(日本ファブテック株式会社)から鉄骨造建物の接合部設計・施工の現状と課題についてお話しいただいた後,桑原進先生(大阪大学)から高力ボルト接合に関する新しい締め付け技術について,次いで木村勇次様(国立研究開発法人物質・材料研究機構)から1800N/㎜2級の超々高強度材料の研究・開発状況について話題提供を行っていただき,最後に藤井勝義様(株式会社ロブテックスファスニングシステム)から高力ボルト以外のメカニカルファスニングの例として「特殊なスレッドローリングねじ」についてご紹介いただきました。

研究会には36名の参加があり,活発な意見交換も含めて盛況のもとに終えることができました。ご講演いただいた講師の方々ならびに本研究会に参加された方々に御礼申し上げます。

 

鉄骨部会主査 多賀 謙蔵

プログラム:

1.あいさつ     13:15~13:20

2.「ボルト接合は溶接接合に代われるか?(設計施工上の課題)」

椿  英顯(株式会社 竹中工務店)                    13:20~14:00

3.「建築鉄骨における溶接施工の現状」

         橋田 知幸(日本ファブテック株式会社)                       14:00~14:40

 

******************** 休 憩 ********************           14:40~14:50

 

4.「高力ボルト接合部の高すべり耐力設計のために(新耐力点法他)」

桑原  進(大阪大学大学院)                       14:50~15:30

5.「超々高強度ボルトの開発の現状」

木村 勇次 (国立研究開発法人物質・材料研究機構)         15:30~16:10

6. 「特殊なスレッドローリングねじの締結特性」

         中島 一浩(株式会社ロブテックスファスニングシステム) 16:10~16:50

7. まとめ                             16:50~16:55