長年にわたり図書館として市民に利用されてきた旧加古川図書館は現在閉鎖され、今後の利用を検討されていると聞きます。今回、耐震診断の結果が公表され、建物の存続について大きな岐路にあります。

この旧加古川図書館は1935年加古川町公会堂として建築され、加古川市の前身として明治大正から昭和にかけて発展してきた加古川町の隆盛を示す数少ない貴重な建物です。当時は周囲に加古川町役場（1926年）、加古川小学校(1928年)、キリスト教会堂(ヴォーリス設計)が立ち並んでいましたが、今では旧図書館のみとなっています。また建築物としての価値は日本建築学会から、歴史、文化・芸術、社会そして景観・環境的に貴重な建築であると言われています。

この様な建物に対して加古川市民にとって価値ある利用方法が見いだされ継承されることにより、加古川が厚みのある息のつける都市になっていくものと思います。

つきましては、まずこの建物をリアルに見ることで、建物の価値を学びなおし新たな視点が生まれることも期待して見学会を開催したいと考えています。

■日時 ：2022年10月29日（土）第１回目 9:30～11:00（受付：9:00～）第２回目 11:30～13:00

■場所 ：兵庫県加古川市加古川町木村226-1

■定員 ：申込先着 各回15名（先着順）

■会費資料代：500円

■解説 ：京都工芸繊維大学 笠原一人

■申込方法 ：兵庫県建築士会加古川支部の下記FAX又はメールアドレスへ申し込みください。

・ファックス：079-423-6350

・メール：kentikusikai.kakogawasibu.2019@gmail.com

・申込書式：兵庫県建築士会加古川支部会員は支部 だよりの書式、支部会員以外は書式なし。

・記入事項 ①氏名、②住所、③所属、④電話番号、⑤メールアドレス（ない場合はFAX番号）、⑥希望回（１回目、２回目のどちらか）

・締め切り １０月２１日（金）午前１２時で締め切ります。

・先着３０名には確認のメールを送ります。それ以外の方には連絡はありません。

■見学に際しては下記の事項をお守りください。

○新型コロナウイルス感染症対策のため、マスクの着用をお願いいたします。また発熱や咳、体調不良等の症状がある方は、ご参加をお断りいたします。

○公共交通機関での来訪をお願いします。敷地内の駐車場はご利用いただけません。

○使用する機材等には、落下・転倒事故防止の措置をお願いします。

○館内での喫煙・飲食(水分補給のためのものを除く)は禁止です。発生したゴミ等は、持ち帰って下さい。

○館内のトイレは利用できないので、近くの公園のトイレを利用ください。

○建物内部の写真、動画等の撮影はできません。また、営利目的の資料利用及び写真等の撮影はできません。

○中央図書館職員の指示には必ず従ってください。

■主催：公益社団法人兵庫県建築士会加古川支部／一般社団法人日本建築学会近畿支部近代建築部会／ＮＰＯ法人ヘリテージはりま